i-Construction

 建設業は社会資本の整備の担い手であると同時に、社会の安全・安心の確保を担う、我が国の国土保全上必要不可欠な「地域の守り手」です。人口減少や高齢化が進む中にあっても、これらの役割を果たすため、建設業の賃金水準の向上や休日の拡大等による働き方改革とともに、生産性向上が必要不可欠となります。

 国土交通省では、調査・測量から設計、施工、検査、維持管理・更新まですべての建設生産プロセスでICT等を活用するi-Constructionを推進し、建設現場の生産性を2025年までに2割向上を目指すとしています。

【生産性向上イメージ】

  1. 省人化
     情報通信技術(※)の導入等により、中長期的に予測される技能労働者の減少分を補完
    ※ 情報通信技術(ICT)とは、主に汎地球測位航法衛生衛生システム(GNSS)、トータルステーション(TS)といった高度な測位システムや、通信機器、コンピュータのことを指します。
  2. 工事日数削減(休日拡大)
    現場作業の高速化・効率化により、工事日数を短縮し、休日を拡大

i-constructionにより、これまでより少ない人数、少ない工事日数で同じ工事量の実施を実現

ICT施工(情報化施工)に使われる技術

 情報化施工とは、建設事業における「施工」において、情報通信技術(ICT)の活用により、各プロセスから得られる電子情報をやりとりして高効率・高精度な施工を実現するものです。施工で得られる電子情報を施工後の維持管理等に活用することによって、建設生産プロセス全体における生産性の向上や品質の確保を図ることを目的としたシステムのことです。

① 位置を図る技術(測位技術)

  ICT施工で共通に利用

  1. トータルステーション(TS)
    ・1台の機械で角度(鉛直角・水平角)と距離を同時測定できる電子式測距測角儀
    ・測定した角度と距離から未知点の3次元座標(x,y,z)算出ができる。
  2. 衛星測位システム(GNSS)
    人工衛星を用いて位置を算出するシステム
    既知点(定置基準局)と相対測位により精度確保

② 機械施工を効率的に行う技術

  1. マシンコントロール(MC)
     施工機械の作業装置を自動制御
    → 仕上げ精度の向上により手戻りの大幅な減少
  2. マシンガイダンス(MG)
     オペレーターに操作ガイドを表示
    → オペレータの負担を減らし、工期短縮や省人化へ

⓷ 品質管理を確実に行う技術

  1. TS・GNSSを用いた盛土の締固め回数管理
    ・転圧した箇所がリアルタイムで把握可能
     → 施工品質の確保
    ・品質計測不要で、締固め回数を自動記録
    ・施工機械の位置を取得し規定施工を把握
    ・書類は自動作成

④ 出来形管理を効率的に行う技術

  1.  TSを用いた出来形管理
    ・形状計測と出来形のリアルタイム比較
    ・TSから取出したデータをパソコンに転送
     → 記録・入力手間・転記ミスがなくなる。

ICT機械施工の問題点

  • 測量精度
  • 既設埋設管との関係
  • 機械の誤作動等、事故発生の責任
  • 初期投資がかかる。
  • 住宅密集地での使用
  • ハイスペックPCが必要
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