経営事項審査の審査項目及び基準の概要
許可業種別に審査し、総合評定値を付与するが、業種ごとに数値が異なる審査項目は下表の水色部分である。その他の項目は、一の建設業者全体について審査する事項であるため、業種にかかわらず共通の点数となる。
項目区分ごとの評点については、計算上の最高点・最低点である。
項目区分 | 審査項目 | 項目区分ごとの点数 | ウェイト |
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①経営規模 (X1,X2) |
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最高点2,280 最低点454 |
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②経営状況 (Y) |
| Yの点数 最高点1,595 最低点0 | 0.2 |
⓷技術力 (Z) |
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④その他の審査項目(社会性等) (W) |
| Wの点数 最高点2073 最低点-1,837 | 0.15 |
総合評定値(P)=X1×0.25 + X2×0.15 + Y×0.20 + Z×0.25 + W×0.15
総合評定値(P)の点数 最高点2,165 最低点-18
評価指標の特徴
X1 工事種類別年間平均完成工事高
建設業許可を受けた業種のうち経審受審を希望する業種(審査対象建設業)について、直前2年間(3年間)の平均完成工事高
- 1,000億円以上は評価が変わらない
- 積み上げ可能
- 契約後VEでは、減額変更前の契約額で受審できます。
評点算出方法
- 業種別完工高(2年/3年平均)を計算 ←有利な方を選択
- 完工高テーブルにあてはめてX1評点を算出(小数点以下第1位四捨五入)
X2 自己資本及び平均利益額
- 自己資本額 X21
- 資産総額から負債総額を差し引いた純資産の合計額
- 平均利益額 X22
- 営業利益に減価償却費を足し戻した額
減価償却費が大きいほど評価が上がる。
評点算出方法
- 自己資本額(単年/2年平均)←有利な方を選択 申請書p2項番17
テーブル表に当てはめて評点X21を選出(小数点以下端数切捨) - 平均利益額(営業利益+減価償却実施額)2年平均を計算し、テーブル表に当てはめて評点X22を算出(小数点以下端数切捨) 申請書p2項番18
- X2=(X21+X22)/2
Y 経営状況分析点
Z 技術力評点
評点算出方法
- 技術職員数値を算出し、テーブル表に当てはめてZ1を算出する(小数点以下端数切捨)。
一人の職員が技術職員として申請できる業種は2業種まで評点 技術職員区分 資格 6点 1級監理受講者
技術者を対象とする国家資格の1級又は技術士法に基づく資格を有し、かつ監理技術者証の交付を受けている者- 1級建設機械施工技士(建設業法)
- 1級土木施工管理技士(建設業法)
- 1級建築士(建築士法)
- 建設・総合技術管理技士(技術士法) 等
5点 1級技術者
技術者を対象とする国家資格の1級を有する者(上記を除く)
技術士法に基づく資格を有する者(上記を除く)同上 4点 監理技術者補佐
監理技術者を補佐する資格を有する者
監理技術者となる資格を有する者主任技術者資格+ - 1級建設機械施工技士補(建設業法)
- 1級土木施工管理技士補(建設業法) 等
3点 基幹技能者等
登録基幹技能者講習の修了者
能力評価基準によりレベル4と認定された者・登録電気工事基幹技能者 等 2点 2級技術者
能力評価基準によりレベル3と判定された者
技術者を対象とする国家資格の2級を有する者
技能者を対象とする国家資格の1級を有する者 等- 2級建設機械施工技士(第1種~第6種)(建設業法)
- 2級土木施工管理技士(建設業法)
- 2級建築士、木造建築士(建築士法)
- 第1種電気工事士(電気工事士法)
- 1級左官技能士(職業能力開発促進法)
- 登録基礎ぐい工事試験の合格者(建設業法) 等
1点 その他技術者
技能者を対象とする国家資格の2級+実務経験を有する者
実務経験による主任技術者 等- 第2種電気工事士(電気工事士法)+実務3年
- 電気主任技術者(電気事業法)+実務5年
- 給水措置工事主任技術者(水道法)+実務1年
- 2級左官技能士(職業能力開発促進法)+実務3年
- 指定学科卒業と、3年または5年の実務経験を積んだ主任技術者(建設業法7条)
- 実務経験10年の主任技術者(建設業法7条)
1級監理受講者について
1級監理技術者講習受講者と認められるには、1級技術者が審査基準日において有効な監理技術者資格者証の交付を受けており、かつ、講習を受けた翌年1月1日から5年以内に審査基準日があることが必要です。
1級技術者であっても、審査基準日時点において、監理技術者証の交付を受けていない場合、期限内に講習を受講していない場合は該当しません。
資格者証または講習を更新して、審査基準日後の日付となっているものについては、審査基準日前のものが資料として求められますのでお気を付けください。
- 工事種類別年間平均元請完工高(2年平均/3年平均)を計算。元請完工高テーブルにあてはめてZ2評点を算出(小数点以下端数切捨) ←X1で選択した方
- Z=0.8 × Z1 + 0.2 × Z2
W その他審査項目(社会性等)
W=(W1+W2+W3+W4+W5+W6+W7+W8)×10×175/200
→ その他審査項目